こんにちは営業企画の高橋です。

最近、ニュースでもよく話題になる「物価の上昇」。

その背景にある「消費者物価指数(CPI)」という言葉を耳にしたことがある方も

多いのではないでしょうか。

CPIとは、私たちが日々購入する食品や日用品、サービスなどの価格が、全体と

してどのくらい上がったり下がったりしているかを示す指標です。

日本では総務省統計局が毎月発表しており、インフレ(物価上昇)やデフレ

(物価下落)の動きを知るうえで、大切な手がかりになります。

このCPI、実は不動産の世界にも少なからず影響を与えています。

たとえばCPIが上がっているときは、建築に使う資材や人件費も上がっている

ケースが多く、新築物件のコストが高くなります。その結果、販売価格が

上昇することもあります。また、インフレが続くと、資産価値の目減りを

防ごうと不動産投資にお金が集まりやすくなり、需要が増えて物件価格を

押し上げる要因にもなります。

賃貸市場でも影響があります。修繕費や保険料など、オーナー側のコストが

上がることで、家賃にもその分が反映されやすくなるのです。

特に都市部など、人気エリアでは更新時や新しく借りるときに賃料が上がる

ケースも増えてきています。

ただ一方で、物価が上がることで私たちの「実際に使えるお金」が減ってしまい、

家賃の支払いが厳しくなるケースもあります。そのため、エリアや物件の

条件によっては、価格の見直しが起こることもあります。

このように、CPIは単なる「物価の数字」ではなく、不動産マーケットにも影響を

与える重要な指標です。これから物件を購入・賃貸する予定の方は、ぜひ物価や

金利の動きにも少しだけ目を向けてみると、より納得のいく選択ができるかもしれません。