だんだんと、春の足音が近づいて参りました。

新生活がスタートする方々も多く、準備に追われながらも希望に胸が膨らむ、そんなシーズンですね。

かく言う私も、最近引っ越しをしました!

部屋はまだ住める状態ではありませんが…片づけ頑張ります、設計部の宮崎です。

さて、本日は設計の舞台裏を特別に公開したいと思います!

設計業務と言っても多岐にわたりますが、今回は木造アパートの外観デザインについて…

私どもが手掛けるアパートにおいて大切にしているものは、やはりオンリーワン。

弊社のアパートには、パターンは一切ありません。

地域性や敷地形状に合わせて一棟一棟いちから設計していく事が、オーナー様や入居者様はもちろんの事、地域住民の方への配慮へも繋がっております。

外観のデザインを進めるにあたっても、まずは計画地の周辺環境を見て、イメージを膨らませます。

例えば、海の近くであれば、白い壁のシンプルな家が似合うなぁ…とか

市街地であれば、シックでモダンな家が似合うなぁ…とか。漠然と頭に浮かべます。

この最初の軸を定める事がデザインの肝になります。

さてここからは、先ほどの軸に肉づけをしていきます。

参考写真や、会社にある膨大な外壁サンプルを引っ張り出し、あーでもない、こーでもないと試行錯誤を繰り返します。

作業風景はこんな感じ(この机の上の状態は、まだきれいな方です…)

20160223-1.JPG

この段階からCGパースを起こし、外観のイメージを固めていきますが、

ここでも、パースを見ながら修正を重ねます。

このような段階を経て、ようやくデザインが決定するのです。

あとは現場の職人さんの手により、一枚一枚丁寧に施工されていきます。

ここで豆知識…

木造の住宅でよく使用されている「サイディング」という外壁材は、

だいたいのものが高さ約45cm、幅約3mの規格で出来ています。

これを張り合わせて、建物の外壁にしていくわけですね。

サイディングの主原料はセメントですので、一枚でもかなり重たいんですよ。

こんな外壁材で建物が覆われていたら、なんだか安心ですよね。

今回は、設計部の舞台裏を少しだけ紹介させていただきました。

今後も、一棟一棟想いを込めて作り上げていきます!

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