『もうはまだなり、まだはもうなり』

宝暦6年猛虎軒が書いた『八木虎之巻』という相場を説いた古書にある有名な格言です。

言葉の意味は、もう底だと思えるようなときは、まだ下値があるのではないかと一応考えてみる事。反対に、まだ下がるのではないかと思うときは、もうこの辺が底かもしれないと反省してみてはどうか・・とういうものです。

つまり、微妙な相場の変化に対して、自分だけの独善的な判断を振り回すことがいかに自分の利益に繋がらなくなってしまい、時には危険な場面にも遭遇することになってしまう事を説いた言葉と言えましょう。

事実、心の中でまだ買うのは早いと思っているときに、相場は上がっていき、まだ上がるだろうと思っていると下がってしまいます。そのような経験をお持ちの方が多いのではないでしょうか？投資家の心理と相場の行き違いをズバリあてた格言として、実用価値は十分ありそうです。

この格言を不動産に言い換えてみます。

不動産の価格は過去の歴史を見ても次の一連のサイクルの繰り返しになっています。

不動産価格が下がる

↓

購買意欲が低下する（まだ下がるのでは？）

↓

今まで買えなかった様な場所で高収益な物件が出てくる。

↓

メリットがあると感じた方は購入する。

↓

購入者が増えると、不動産価格が上がる。

↓

不動産価格が高くなりすぎて、相場が崩壊する。

それで、今はどのような状態でしょうか？

明らかに割安感があり、収益物件にしても人気のエリアで高収益物件がでていませんか？

家賃収入を目的とした収益物件を購入する場合に、絶対に押さえるべきポイントの立地・収益性の両方が備わった物件が数多く見受けられる様になりました。

先日東京でセミナーを行ってきましたが、来場者の数は100名を越す盛況ぶり。（ご来場頂いた皆様。ありがとうございました。）来場者のほとんど方が、今が不動産を買う絶好のチャンスなのではと考えられていらっしゃいました。

不動産投資で一番重要なのは、自分のとってメリットがあるのか否かを十分に吟味し、冷静に判断し実行することです。

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ソリューション事業部　土田慶太郎