不動産投資コラム
不動産投資に必要な知識を分かりやすく解説
マンション投資のリスクとは
投資を考えた時に、より短期間で多くの利益を生み出そうとすると株式投資やFXを選択する方もいるでしょう。確かに短期間で大きな利益を得られる可能性はとても魅力的だと思います。しかし、その一方で株式投資やFXで大きな損失を出してしまった方が多くいることも忘れてはいけません。大きな利益を得る代償として大きなリスクを負う必要があるのです。更に、世界情勢に大きく左右される相場について常に敏感に監視していなくてはならないという時間的な負担も大きくなります。
リスクを管理
これから投資を始めようという方にとって、そこまでの負担を負うことに不安を感じる方もいることでしょう。
もし、あなたが株式投資ほどのリスクは負いたくないけれど、投資には興味があるといった場合でしたらマンション投資について調べてみるのもいいかもしれません。
マンション投資の場合、株式投資ほどリスクは高くありませんし、管理するために使う時間もそれほど多くはありません。
しかし、投資である以上リスクは少なからずあります。ですが、そのリスクを管理していくことで不動産投資としての成功に近づくことができるのです。
マンション投資におけるリスクとは
ではマンション投資におけるリスクについて考えてみましょう。
まず、マンション投資を行う際に考えなければならないことは、どのくらいの金額まで投資に使うことができるのかということです。利益を生み出すために行った不動産投資でご自身の生活が危ぶまれては本末転倒となってしまいます。無理のない金額からスタートすることをお勧めします。
初期投資費用で足りない分については銀行からの融資で補うこともできますが、この融資についても返済計画をしっかり把握するようにしてください。もし空室が続いた場合でも返済は続けなくてはなりません。長期に渡り手持ちの資金から持ち出しが続くようでは投資として成功しているとは言えません。そのようなリスクを回避するためにも、はじめの計画がとても重要となってきますので適切な時間をかけて判断していってください。
新築マンション投資なら安心?
区分所有マンションの場合を考えても新築物件と中古物件のどちらにするかで考えておくべきリスクも変わってきます。 新築物件の場合ですと、一番のリスクは銀行への返済となるでしょう。新築物件ということで物件価格については中古物件と比較して高いものになっていると思います。その分投資費用が大きくなり銀行からの借入金も大きくなるでしょう。新築物件だから大丈夫だろうと安易に考えていると空室発生時にその返済額が大きく負担となってしまいます。返済計画は無理のないように設定できるよう銀行側に相談することをお勧めします。もし返済が難しくなった場合、物件を売却して返済に充てたとしても金額が足りずに残債が残っては大変ですので、購入前にしっかり検討しておくようにしましょう。
中古物件は経年劣化に注意
また、中古物件の場合のリスクとして考えておかなければならないことは物件の築年数についてだと思います。中古物件ということで、ある程度の築年数が経っている物件ということが大前提となってきます。古い物件ということは間取りも建設当時のものとなっていますし、水回りなどの設備に関しても傷んできている可能性があります。物件を購入してから予定外の出費が重なってしまわないようにじっくり物件選びを行うようにしましょう。
リスクについてしっかり想定
他にも想定しておかなければならないリスクは多くありますが、一つ一つ具体的な内容に落とし込んで考えると回避策や注意点が見えてくることでしょう。少なくない金額を投資するわけですから慎重に考えてから判断するようにしてください。
しかし、多くのリスクのことだけ考えていては一歩前に進むことができなくなってしまいます。各リスクについてしっかり想定しておいて、対処法も考えておけばマンション投資は挑戦しやすい投資だと思います。
もしあなたが投資について真剣に考えているのであれば専門家の意見を聞いて協力しながら進めることでリスクを最小限に留めることができるかもしれません。