株などの投資は証券を購入した金額と売却した時の金額の差額が収益となり、売却までは売り時を見極めて証券を保有している状態が続きます。

不動産投資は、物件購入から物件売却までの間に入居者からの家賃収入を得ることができます。家賃収入を得ている期間が運用や経営となり、この点が株などの有価証券とは違う点ですね。
より多くの家賃収入を安定的に得るためにどのような工夫をするかが不動産経営の肝となります。

スムーズな入居者募集が成功の鍵

安定した家賃収入を得るには出来るだけ空室を抱えないことが基本となりますが、長年不動産経営を行っていると入居・退去が繰り返される中での新たな入居募集をどれだけスムーズに行えるかが成功の鍵なのです。

例えばあなたが入居者の立場だったとして新しく部屋を借りたいと考えている場合に、はじめはインターネットで情報を集めるかもしれませんが、気に入った物件が見つかればその地域の不動産屋さんへ実際に足を運び担当者に話を聞くとことになるでしょう。

話を聞きに行った不動産屋さんで「お客様がお探しの物件の他にも良い物件を多く扱っていますがご覧になりますか?」などと案内があったとしたら、とりあえず他の物件の情報も見てみたくなるのではないでしょうか?

不動産屋さんもプロとしてのアドバイスを色々としてくれると思います。その不動産屋さんがとても親切に対応してくれたとしたら、当初自分で探した物件よりも「新たに紹介された物件」の方が良さそうだと感じてしまうものです。

ここでポイントなのですが、物件を決める際に、町の不動産屋さんがお客様にどの物件をどのように紹介するかで入居者の気持ちも変わってくるのです。

もし、あなたが町の不動産屋さんと仲の良い不動産オーナーだったとしたら?

想像してみてください。きっと空室の心配が多少和らぐのではないでしょうか?

また、様々な条件で入居が決まりにくくなったとしても「こうしてもらえればお客様に自信を持って紹介できるんですけどね」などとアドバイスを貰うこともできて、結果的に安定した入居率を維持できるのです。

不動産屋さんとの関係は非常に大切なのですが、それ以上に重要なことがあります。
それは「良い物件」であること。

どんなに不動産屋さんと良好な関係が築けたとしても、対象の物件が良い物件でなければ常に満室とするのは困難でしょう。では、良い物件とはどのようなものでしょう?

単純なことですが「ここに住みたい!」と思えるような物件でなくてはなりません。そうでないと入居率を維持するために家賃を下げ、それでも空室が続く場合は更に家賃を下げる・・・といったように負のスパイラルに入ってしまい、とても収益を上げられるような状態には持っていけません。
また、リフォームしようとした場合は、リフォーム代金が発生し出費が増えてしまいます。

そのような状態にならないためにも、最初の物件選びは非常に重要なのです。

不動産投資のプロと協力して行う

不動産経営を成功させている方の中には家賃収入だけで年間数千万円の収入を得ている方々もいらっしゃいます。そのような方々は年月を掛けて収益物件を徐々に増やしていき複数棟所有することで莫大な家賃収入を得ているのです。

その場合、オーナーご自身で全ての物件を管理することは困難なため管理会社を利用することがほとんどです。せっかく多くの物件を所有していても目が行き届かずにトラブルが多発してしまっては大問題です。

確かにご自身で様々なことを行えば費用を節約できます。しかし対処のために時間や費用を膨大に費やしてしまいます。
管理会社などを利用することで自分の時間を確保できるなど有益なこともあります。

事業の規模が大きくなればなるほど、それぞれの分野のプロと協力することで、更に収益を伸ばすことがでるのです。