投資のためにマンションの購入を検討している方も多くいると思います。

よくインカムゲインとキャピタルゲインという言葉を聞くと思いますが、マンションを購入して得られる家賃収入に加え、所有しているマンションを売却した時に得られる利益も含めて総合的に考えておくといいでしょう。

投資額の大きさとリターンのバランス

投資用のマンションと言っても様々あります。
大きなものと言えばマンション一棟丸ごとの不動産経営がありますが、こちらについては投資規模が相当大きくなります。その分利益も大きくなるのですが、相当額の資金を銀行から融資してもらうことになるので審査がかなり難しくなってきます。現実的に考えるとマンション一棟を投資対象として実現できるのは一部の方となっています。

物件購入価格が抑えられる区分所有マンション

投資対象として検討しやすい区分所有マンション
区分所有マンションとはマンションの1戸ごとに購入することを言いますが、利点としては物件購入価格が抑えられることが一番でしょう。また立地などの条件が揃っていれば入居者の確保がしやすいと言われています。
また管理についても管理会社を利用することで管理の手間があまりかからないことも特徴です。

しかし、ここで一番重要なことは投資としてどのくらいの規模で見込むかということです。区分所有マンションの場合、前述のように比較的難しくないように感じるかもしれませんが、その分収益の金額としては大きくならないのが実情です。利回りや利益率が数字としては高くてもはじめの投資金額も抑えられていますので、結果的に手元に入ってくる金額もそれなりになってしまいます。
大きな利益を見込んでの投資として考えるならば、区分所有マンションは魅力があるとは言えませんが、収益金額が小さくても将来的に複数戸所有する計画であれば、ある程度まとまった金額を見込むことができます。

所有戸数を増やす必要性

区分所有マンションのデメリットとしては銀行からの融資が多く見込めない点があるでしょう。もともと区分所有マンションは資産価値としてそこまで大きなものではありません。土地についてもマンションの戸数での割合で計算されていますので広いものではありませんし、個別に土地を売却することもできません。そういった観点から銀行としても十分な担保が取れないのです。融資金額が制限されてしまいますので自己資金が多く必要となってくるのでレバレッジを期待することは難しいと思います。

投資対象としては比較的検討しやすいので1戸あたりの収益を理解した上での運用をお考えでしたら区分所有マンションは良い投資ではないでしょうか。仮に最終利益が1か月あたり5万円の区分所有マンションを4戸所有していたとすると1か月あたりの合計は20万円となります。
もしあなたが会社員で給与が40万円だった場合、毎月の収入が20万円アップし月収60万円となるわけです。さらに所有戸数を増やしていけば･･･と考えると楽しくなってきませんか？

定年後の私的年金として

将来的にも定年後の年金が不安視されている昨今、一生懸命貯蓄した預金を切り崩し残りの金額を気にしながら生活していくのは心細いと思います。そのような時でも家賃収入が毎月入ってくる状態を今から準備できれば、金銭面での不安は軽減されるのではないでしょうか。
そのような考えからマンション投資を始められる方が多くなってきているように思います。

更に考えると区分所有マンションではなくアパート一棟所有の場合は残る資産が大きく変わってきます。ローンの完済後はアパート一棟が財産となりますし、そのアパートが建っている土地もあなたの財産としてしっかり残るのです。売却して大きな利益を得ることができるのも大きな魅力だと思います。複数棟のアパートを所有しているとすると老後の金銭面の心配はかなり軽減されて、余裕のある素敵な時間を過ごせるのではないでしょうか。