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容積率
容積率とは、建築物の延べ面積(各階の床面積の合計)の敷地面積に対する割合のことをいいます。 容積率は建築物の延べ面積を制限し、住宅系用地は良好な環境が保たれ、商業系用地は収益性や効率が重視されるように、各用途地域に応じて利用しようとするものです。
容積率による制限は、都市計画によって定められている指定容積率と基準容積率があり、接道する前面道路が12m未満の場合、住居系の用途地域では「道路幅×4/10」の数値、その他の用途地域(商業系・工業系)では「道路幅×6/10」の数値と、指定容積率を比較して、原則として低い方が適用されることになります。 建築物の敷地が指定容積率の異なる用途地域にまたがっている場合、加重平均により算出された容積率が適用されることになります。
建築基準法上において容積率算定の特例があり、共同住宅の共用廊下及び共用階段の用に供する部分については、容積率に算入しないこととなっています。また、建築物に自動車車庫・二輪車置場がある場合は、それらの部分については、延べ面積の5分の1を限度として、容積率に算入しなくていいとされています。