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福岡設計Sです。

 

ここ最近、「AI」という言葉を耳にする機会が一気に増えたと感じている方も多いのではないでしょうか。少し前までは専門的な分野という印象が強かったのですが、今ではすっかり身近な存在になってきました。

 

私自身も日常生活の中でAIを使う場面が増えてきています。

例えば、晩御飯どうしようかな?と悩んだときに、冷蔵庫にある食材を入力するだけでレシピを提案してくれたり、ちょっとした疑問や言葉の意味を調べる際にも、気軽にAIに聞くようになりました。以前のようにいくつもサイトを見比べるのではなく、会話感覚で情報が得られるのはとても便利だと感じています。

 

こうした流れは、業務にも少しずつ広がっています。

設計監理業務においても、例えば工程スケジュールのたたき台作成や、簡単な調査、考えの整理などでAIを活用する場面が出てきました。もちろん最終的な判断や設計そのものは人が行いますが、「ゼロから考える」という負担が減り、より本質的な部分に集中しやすくなってきた印象です。

 

 

さて、このAIですが、ここ数年で大きく進化してきています。

一般的に広く知られるようになったきっかけのひとつが、ChatGPTなどによる「生成AI」です。文章や画像を作り出す技術が一気に普及し、多くの人にとって身近なものになりました。

そして現在は、単に生成するだけでなく、より高度に考えたり判断したりする「推論AI」へと進化が進んでいるようです。こうした技術の発展に伴い、株式市場ではあらゆる企業が注目されるようになりました。

特に注目されているのが半導体関連企業です。AIの処理には膨大な計算能力が必要となるため、その基盤となる半導体の需要が急増しています。また、AIを動かすためのデータセンターも急激に増加しており、それに伴って電力設備や電線、冷却装置など、さまざまな分野にまで影響が広がっています。

一見すると建築とは関係のない話のようですが、実際にはインフラや設備という観点で考えると、私たちの仕事とも無関係ではないと感じます。

 

さらに今後は、「フィジカルAI」と呼ばれる分野にも注目が集まっています。

これはAIがデジタルの世界だけでなく、実際の空間やモノと連携して動くようなイメージです。

 

 

普及が徐々に進んでいるIoT設備がありますが、スマート家電やスマートロック、外出先から操作できるエアコンなど、「つながる住宅」は少しずつ当たり前になってきました。

そしてこれからは、そのIoT機器にAIが組み合わさることで、「つながる」から「自ら考えて動く」段階へと進んでいきます。いわばフィジカルAIによって、住まいそのものがより“能動的”な存在になっていくイメージです。

例えば、これまでは人が操作していた家事の一部も、今後は大きく変わる可能性があります。

掃除ロボットのような単機能の機器だけではなく、複数の設備やAIが連携することで、

・生活リズムに合わせて洗濯や乾燥のタイミングを最適化

・冷蔵庫内の食材状況から献立を提案し、調理機器と連携

・不在時に清掃や空気環境の調整を自動で行う

といったように、家全体が「家事をサポートする存在」へと進化していくことが考えられます。

さらにその先には、ロボットによる家事支援や、家事代行サービスと連携した仕組みなど、人の負担を大きく軽減する住まいも現実味を帯びてきます。

共働き世帯の増加など社会の変化を踏まえると、「家事をいかに効率化できるか」という視点は、今後の住宅においてより重要な価値のひとつになるのではないかと感じています。

設計の立場から見ても、こうした将来を見据えて、設備スペースの確保や配線計画、将来的な機器追加を見越した柔軟性のある設計など、新しい考え方が求められていきそうです。

 

 

AIは日々の生活を便利にしてくれるだけでなく、私たちの仕事や住環境にも少しずつ変化をもたらしています。

まだまだ発展途中の分野ではありますが、こうした変化していく技術に関してアンテナを張って情報収集をしたり、前向きに取り入れたりしながら、より良い住まいづくりにつなげていきたいと思います。

 

 

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